素晴らしい演奏会を聴いた。
弦楽四重奏の王道レパートリーを集めたコンサートで、4人の一体感が格別だった。
トップの徳田さんは、「ふくしーず」のメンバーとしてよく一緒に演奏させてもらっている。
弦楽四重奏のレパートリーは宝の宝庫で、作曲家の力の入った作品が数多くある。
しかし、実際に弦楽四重奏団を組織し、継続した活動を行っていくのなかなか困難なようで、日本のプロのカルテットは決して多くはない。
練習場所の確保、4人のスケジュール、練習量に対する金銭的な見返り(コスパ)…を考えると、確かに簡単な道のりではないのだと思う。
サックスカルテットの場合は、ポピュラー系の需要にも応えながら活動することが多いから、まだ成立はしやすい。
この演奏会をコーディネートした「ZimOTOart」西野さんは、この辺りの課題に対してもサポートされている。演奏中にリアルタイムの映像を補助的に組み合わせるなども効果的だった。
ずっと続いていってほしいカルテット。
