Buffet Cramponのサクソフォン「Senzo」を、かれこれ8年間使用している。
最近は、ネックを場面に合わせて使い分けるようになった。

Senzoのネックは、付属のモデルと、オプション製品である「アンプリチュード」がある。
写真の銅めっき、金めっきのものは付属の標準的なもので、銀めっきがアンプリチュード。
金めっきを使うことが多かったが、最近になり、銀のアンプリチュードも使用頻度が高くなってきた。
二つのキャラクターはけっこう大きく違いがある。
付属のモデルは軽く・弱音のニュアンスが豊富なのに対して、アンプリチュードは息を受け止めてくれるキャパシティが大きく、力強く艶がある感じがする。

横から見た写真。
下の本体との接続部分にある切れ込みは、最高音F♯のトーンホールに金属が被らないようデザインされているもの。
これはCramponにしか見られないもので、ここの部分だけ見ても、独自の設計をしていることが分かる。
ネックの腰の部分に注目してもらうと、段差があるのが分かると思う。これもCrampon独自の設計で、段差の高さが標準のものとアンプリチュードで異なるのだ。
このところ調整を繰り返して、今までになく良い感覚でこの楽器を演奏できている。