フランスの作曲家F.プーランクの作品を練習中。
Noveletteというピアノ作品をサクソフォン編曲したもの。
力の抜けた、洗練された音楽が魅力的だ。
こういった粋な作品は練習であまり作り込みすぎると、本番の緊張と相まって、曲想に対して固い演奏になりがちだ。
かといってもちろん練習しないわけにはいかず、全体の構成が体に入るまで時間をかけてさらう必要がある。
たぶん大事なのは、練習の過程でフレージングを何パターンか試して、答えを複数個持っておくことだと思う。
練習はしっかり弾き込んで、本番は忘れる。
共演者との雰囲気でニュアンスを選んでいければ、それでいい気がする。