9/8-9/11の調査旅行の二日目は、大阪の中之島図書館で資料探し。

立派です
Web検索ではひっかからないような資料をいろいろ発見。
気ままに引用文献をたどったりして、『笑説 法善寺の人々』(長谷川幸延、1965年)という本を見つけた。
大正〜昭和初期の大阪・法善寺横丁周辺を舞台に、飲食店・寄席・社交場などを通じて見た人々の暮らしを、ノスタルジーとユーモアを交えて描いた随筆。当時の空気がよく伝わってきて面白い。
発行年が1965だから、その時点から40年前を振り返っているという内容ということになる。
2025年から当時の「ノスタルジー」を見るのは、けっこう不思議な感覚。
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本の中で道頓堀の「今井楽器店」のエピソードも掲載されていた。
今井楽器店は、現在は美味しいうどん屋として存続している。先日行った時 ↓
1916年から楽器店としての営業を始めた今井は当時全国でも指折りの西洋楽器販売店で、手広く商売を行なっていたが、
それよりも前に、心斎橋に「金太郎楽器店」があったと、気になる事が書いてあった。
しかも大阪で初めてサックスを輸入した店だというエピソード付き。
この楽器店については他に情報がなく、ちょっと気になる存在としてメモ。