「メナヘム・プレスラー」

ピアニストのメナヘム・プレスラーさんが99歳で亡くなりました。

2017年のサントリーホールでのソロリサイタルには、当時契約していて今でもずっと繋がりのある劇場「文化の家」の方の紹介で、幸運にも触れることができました。

「音楽は全て室内楽」

ソリスティックな表現ばかりを意識していた当時の自分には革命的で、マエストロの音楽は調和、そして音楽への愛を感じることができるものでした。

公演自体はピアノソロであったけれど、この日を機に室内楽というスタイルにどっぷり惹き込まれ、プレスラー氏の録音をデュオ、トリオ、ピアノクインテットと聴き漁りました。(サントリーホールの演奏を共に聴くことのできたピアニスト丸尾祐嗣さんと当時取り組んだデザンクロ”PCF”は特別なものになった!)

自分にとって耳を開かせてくれた大きな存在です。心よりご冥福をお祈りします。